2024年5月18日(土)に日経新聞から「持ち合い株7割が削減」という見出しで記事が掲載されました。この記事を要約するとともに、どんなことが起こるのか予想していきます。
記事の要約
「持ち合い株」ってなに??
2つ以上の企業がお互いに相手の株を所有することだよ!
こんなことをする目的はこんな感じ↓
- 経営の安定
- 会社間の関係の維持
- 敵対的買収への対抗
会社同士の同盟っぽいね!株主や敵対的企業からの買収などの外的圧力を和らげるために戦後から行われてきた慣習だよ!
なんで東京証券取引所は「持ち合い株」を削減したいの?
企業が政策保有株の削減に動くのは、東証から投資家の期待リターンや株価を意識した経営を求められていることが背景にある。株式の持ち合いは日本企業の資本効率が欧米企業に見劣りする要因の1つとされる。
日本経済新聞 2024年5月18日
「うまく活用できていないお金を上手に活用して企業としての価値を高めて欲しい」ということだね。
「持ち合い株」削減による個人投資家への影響は??
会社四季報オンラインによると、持ち合い株の解消が実施されると、一時的に需給バランスが崩れ株価が下落しますが
- 株式売却益を元でにした増配期待
- インデックス運用をするプロ投資家による買い
によって株高が期待されます。
「インデックス運用をするプロ投資家による買い」ってなに?
インデックス運用とは、「日経平均」や「S&P500」などの指数に連動した運用成果を目指す運用方法です。運用成果を指数と連動させるためには、取得株式の構成比率を指数と合わせる必要があります。この構成比率は持ち合い株は「ない」ものとして計算されます。
ここで、持ち合い株が解消されます。すると、「構成比率に変化」が生じます。これを調整するための「買い」が入るというわけです。
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